A Ia forêt

 

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午前中の仕事を終えて

久しぶりに森へと出かけて行きました。

 

 

すっかりと、新しい葉に覆われた森の入口は

うっそうとしていて、少し肌寒く

ジャケットを持ってくるとよかったと思わせるほど。

 

 

 

さらに少し奥へ とも思ったのですが

軽装だったため、陽のあたる広場へ出て

緑のグラデーションを眺めていました。

 

 

 

鶯のさえずりが、真上でして

隣の老木が すべての悲しみを背負ったかのように

新しい葉を出すこともなく そこに立っているのが見えました。

 

 

この森も 新旧の交代がはじまっている

 

 

 

病気だったのだろうか

なぜ、弱ったのだろうか

思わずそばに駆け寄って 問いかけている自分がいました

 

 

 

風の囁きが 遠くから聞こえたような気がして

この木は、この森でのお役目をすべて終えたのだと

知りました。

 

 

 

でも その老木がそこで生きていたという証は

わたしのこころに 確かに残っています。

 

 

 

それは、去年まで 見事な花を咲かせてくれていた

オオシマザクラの巨木でした

 

 

 

「ありがとう」 とつぶやくと

 

 

 まるで答えのように

隣の新しい葉の間から 光が差し込んできました

 

 

 

 

 

さぁ  帰ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

帰宅すると 長男から「母の日」のプレゼントが届いていて

のし紙に「お母さん ありがとう」と印刷された文字がみえました。

あの子らしくて思わず笑ってしまいました。

忙しいのに ありがとう。

 

 

中身は やはり、ティータイム用のクッキー(笑)

子供たちが小さかったとき

時間があると よくクッキーを作り

ミルクティーと焼きたてのクッキーで

リビングで みんなでおしゃべりをしたものでした

 

作っても作っても あっという間になくなって

男の子なんていやだ・・なんて思ったものでしたが

 

 

 

 しっかりと自分の足で立っている男の子でよかったと 

今 母は 思っています。

 

 

 

ふたりとも、毎年必ずクッキーをくれるのは

あの時の ティータイムの 名残りでしょうか。

 

 

 

ありがとう。

 

 

 

 

❦ tina

 

 

 

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