リンデンバウム

 

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思いがけず 出先で まだ若いリンデンの樹に出会いました。

 

 

 この木のことをはじめて知ったのは、ずいぶんと前のことでしたが、

わたしは、「ボダイジュ」という名前から、すっかり釈迦が悟りを開いた

あの「菩提樹」だと思っていたのです。

 

 

しかし、リンデンバウムは 西洋菩提樹のことで

シナノキ科の落葉高木・西洋シナノキだと知りました。

それから、ずいぶんとこの木について 調べ出したのでした。

 

 

 

釈迦が悟りを開いた「菩提樹」はインドボダイジュと言って

クワ科の樹になります。

リンデンバウムは、シナノキ科ですから、まったく違う木になりますが

日本のお寺等では、菩提樹として植えられていることが多いといいます。

日本では育てることが難しかったからと言われています。

 

 

リンデンバウムはナツボダイジュとフユボダイジュの雑種と言われ

ヨーロッパでは街路樹として知られています。

 

ベルリンの有名なウンター・デン・リンデン通りには

ナツ・フユボダイジュとともに、このリンデンバウムが

植えられているのだそうです。

 

写真で見ましたが、とても素敵なところです。

行ってみたいな。

 

 

 

シューベルトの歌曲「菩提樹」のテーマは、このリンデンバウムになります。

ここが間違いのひとつだったのかもしれません。(笑)

 

歌曲集「冬の旅」には、Der Lindenbaum と書かれていますから

間違いなく、リンデンバウムのことですね。

 

 

史実を探ると 古代のゲルマン人やアラブ人は

このリンデンバウムやナツボダイジュの古木を神の宿る木として

神聖視したそうです。

 

一方、インドボダイジュは、仏教聖樹のひとつ。

ちなみに仏教三大聖樹とは、下記をいうそうです。

 

・無憂樹(マメ科) 釈迦が生まれたところにあった木

・印度菩提樹(クワ科) 釈迦が悟りを開いたところにあった木

沙羅双樹(フタバガキ科) 釈迦が亡くなったところにあった木

 

 

風が吹くと 爽やかに揺れる木陰は、確かに暑い日には

神さまからの贈り物のように思えます。

 

 

 

鎌倉のお寺にも リンデンバウムは植えられていて

わたしは時々、そっとその木に会いに行くのですが

そろそろ、黄色い小さな花が咲く頃ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

❦ tina

 

 

 

 

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