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頂き物のブラシが傷んできたので

先日、新しい櫛を下ろしました。

 

 

柘植の櫛など

これまで使ったこともないのですが

髪をとく・・という言葉が

ぴったりのような気もします。

 

 

ブラシとは、また違って

とても 髪を愛おしむ気持ちになります。

 

 

 

昔、祖母の家に姫鏡台があって

そこに柘植の櫛が置いてありました。

 

 

そんなことを思い出しながら

前髪をといていると

ある詩が浮かんできました。

 

 

まだあげ初めし前髪の

林檎のもとに見えしとき

前にさしたる花櫛の

花ある君と思ひけり

 

やさしく白き手をのべて

林檎をわれにあたへしは

薄紅の秋の実に

人こひ初めしはじめなり


島崎藤村「初恋」~

 

 

中学1年生の頃に 暗記したこの詩は

今も ふとした時にすらすらと浮かんできます。

 

 

 

すーっと櫛が髪に入ると

とても 温かな気持ちになります

 

木のぬくもりが そうさせるのかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

❦ tina

 

 

 

 

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